筑後平野を肥沃な穀倉地帯に変えた灌漑施設(山田堰~堀川用水~三連水車)
江戸時代に干ばつで苦しむ農民たちを救うため筑後川右岸の耕地を水田化するために設けられた井堰が山田堰です。
「傾斜堰床式石張堰(けいしゃせきとこしきいしばりぜき)」と呼ばれる川の流れに対し斜めに造られている江戸時代の基本構造を今に残す日本で唯一の石張り斜め堰で、筑後川の水圧と激流に耐える工夫が施されています。
山田堰で取水された水は、堀川用水を通り、三連水車などで汲み上げられ、土地が高い田畑へと配られ、約652haの農地を潤しています。
平成26年(2014年)、「世界かんがい施設遺産」に登録されました。
「傾斜堰床式石張堰(けいしゃせきとこしきいしばりぜき)」と呼ばれる川の流れに対し斜めに造られている江戸時代の基本構造を今に残す日本で唯一の石張り斜め堰で、筑後川の水圧と激流に耐える工夫が施されています。
山田堰で取水された水は、堀川用水を通り、三連水車などで汲み上げられ、土地が高い田畑へと配られ、約652haの農地を潤しています。
平成26年(2014年)、「世界かんがい施設遺産」に登録されました。
山田堰三連水車
オススメのポイント
2019年12月に亡くなった中村哲医師は2010年に山田堰をモデルとした取水堰をアフガニスタンに築造しました。現在では砂漠が緑化し、1万6500haの荒野が農地に変わり、65万人もの人々が暮らせるようになりました。